1月から始まった「冬ごもり生活」も早いものでもうじき2カ月です。
あいかわらずほとんど外出することもなく毎日お寺に籠っています。
別に新型ウイルス感染予防のためとかではなく、
冬型気候の悪天と苦手な寒さのためお出かけする気力が湧かないからです。
今ごろの時期に日本にいるのはまことに30年ぶり。
積雪の真冬の季節がどういうふうに春めいていくのかが大変興味があります。
冬型がゆるみ、めったにない晴れ間が気持ちの良い朝、境内をぶらぶら散歩してみました。
どったんと重たそうな一歩の大きなこの足跡は、
天翔園エリアに暮らす大きな野ウサギ‶うさぎどん‶の足跡に違いありません。
うさぎどんは自称お弥彦さまの使者です。姿見えずとも元気そうでなにより。
水子さまエリアに続くこの足跡はイタチ?ハクビシン?
近くに肉球を発見!これはどう見てもネコですねー
このサイズはタビーじゃなく村から登って来たオス猫かと。
雪の弥彦山を登り、夜な夜な西生寺にやってくるネコが1匹います。
春の野草にはまだ早いですが、境内の草花を求めて散策します。
山茶花(サザンカ)です。
こちらは椿です。落ちていたのを拾い集めたりして。
人生で一度だけ、目の前の椿の花が‶ぽとりと自然に落下する瞬間‶に立ち会ったことがあります。
上を見上げると大きな椿の木がありました。
弥彦山はこういった椿の大木だらけです。
新潟県の「県の木」は雪椿(ユキツバキ)だからこの木も雪椿でしょうか。
これは山茶花。
こちらも山茶花?
これは…
雪解けの境内があまりに見苦しいので、
見るに見かねて私が拾い集めた杉っ葉や小枝の山。
雪国の春は「冬の後片付け」の季節でもあります。
新年になって初めて展望台へ登ってみました。
白波が立っていますが、冬の日本海にしては穏やかです。
寺泊港方面に「北アルプス立山連峰」がくっきりと見えました。
これは何でしょう?
境内ぶらぶら歩きのおみやげ、駐車場で拾った小枝です。
まるで「杖(つえ)」みたいでしょ?
かなり気に入ってウキウキしながらお持ち帰りしました。
(夫に自慢げに披露するも私のウキウキ感は伝わらず。ま、いつものことです)
日に日に小さく縮んでいく雪の山の残骸に春の気配を感じました。
うさぎどんも元気そうだしおみやげまで手に入れて、
なかなかに気分の良い境内ぶらぶら歩きでした。
完全に「越冬」もピークを越えましたね。
しめしめ。
(こちらも冬籠り中の飼い猫タビー。仕事場の「受付寺務所」が
冬期閉鎖なので暖かい母屋でぐーたらぐーたら喰っちゃ寝の毎日)