みなさんお久しぶりでございます。ようやく冬眠から目覚めました。
境内には残雪もあり朝晩と寒いは寒いですが春らしい陽気の日も増えて
「今年も何とか無事に厳しかった冬を乗り越えたんだな~~がんばったな~~」
と安堵と喜びの気持ちでいっぱいです。
(除雪車が残して行った🅿雪の山。3月12日撮影)
(庫裡の屋根からの落雪の山)
2月の立春以降のあの「居座り大寒波」で積み増し積み増しのドカ雪に見舞われたわりには、
雪での倒木や倒壊、水道管破裂などの大きな事件簿もなく心から仏さまに感謝です。
そして3月、、、
雪の消えた境内の地面に淡い黄緑色のフキノトウが1つ2つぽっこり!
「もしかして他の場所にも?」
あらためて「フキノトウを探す目👀」になって境内を見まわしてみると、、、
あら~~いたる所にいつのまにたくさんのフキノトウが姿を現わしているではないですか!
今季冬はひたすらお寺にこもり、どこにも行かずにじっと雪や寒さに耐えて過ごした私には
「とうとうフキノトウ出たかーーー春じゃーーーん!」
とただただ感動でした。
ということでまずは春を告げる一番バッターフキノトウの‶境内ぽこぽこの様子‶をどうぞ…
【境内フキノトウ散歩編】
ぽこぽこ
ぽこぽこぽこ
ぽこぽこぽこぽこぽこぽこぽこぽこーーーっ
野仏さまとツーショットぽこ♡
錦鯉(大宝ちゃんと奥に銀河ちゃん)とさりげなく池の淵に♡
客殿庭の苔と落ち葉割ってのぽこぽこ出
BIGぽこ
【フキノトウ食べる編】
食せる物は食そう!ということでせっかくですのでさっそく春の味を堪能することにしました。
ちなみに境内のフキノトウは採り放題ですが、
除草剤をまいているエリアとそうでない安全エリアとがあるので注意が必要です。
≪朝、安全エリアで収獲をする住職≫
≪食べる分だけ収獲≫
フキノトウ料理の第一弾は…
じゃーん
衣薄めのサクサクが我が家流の「天ぷら♡」でした。次は「フキ味噌」かな。
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続いてはおてら猫こと‶飼い猫タビー‶のこの冬の様子です。
本当にドカ雪の時はお寺全体が雪に埋もれてしまい
「人道」どころか「猫道」もすべてなくなるので仕方なく1日中家でじっとしていますが、
ちょっとでもスキができるとやっぱり外が好きな野生児なので
果敢に野外活動に挑むのは持病を抱えた13歳のシニア猫になっても変わらずでした。
【おてらねこ飼い猫タビーの越冬2025】
≪住職が雪かきをしてつけた客殿の参道を行く≫
若い頃は雪の中を泳いでいたタビーですがもうそういう無謀な事はしません。
このまま進むと境内の入り口「結界門」ですが結界門も除雪車の雪の山ができて通り抜けできず、
住職が「鍬(くわ)」でガンガン雪(というか氷)の山を叩いて崩して
ようやく参道まで入れる道が貫通するというパターンでした。
それにしてもタビーよ肉球は冷たくないのか?
≪新鮮な青い草の代わり?≫
草枯れな時期、猫にとって新鮮な草が食べられないのは切実なのか、
雪で倒れたマダケの葉を食べようとしていて、、、でも結局やめていました。
お家でキャットグラスを育てれば良いことに今書いていて気が付いたかも👀!
至らぬ飼い主でゴメンよタビー
≪雪の中ネズミを捕って来た直後のドヤ顔≫
あんなに雪に覆われた土地でどうやって狩りをしてくるのか未だにナゾなんですけど、
真冬でも夜な夜な出かけてはしっかりとネズミを捕ってきました。
そして私の前にぽいっと投げ出しての…この顔(🎁?)
仕方ないからいっつもめちゃ褒めます。狩りをするのは体調が良い証拠ですしね…
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そして3月は「春のお彼岸」を迎えます。
20日には「彼岸会」も開催され村の檀家さんが集まって法要を行います。
雪解けも進んだので晴れると住職と外に出て積雪と暴風で冬のあいだにすっかり荒れ果てた境内を、
お墓参りの方がお見えになるお彼岸を目標に落ち葉や小枝を綺麗に掃き上げたりして整備をしています。
そしてそして「受付寺務所OPEN」と「即身仏拝観」は4月1日からとなりますのでいましばらくお待ちください。
※今年も住職の都合で即身仏拝観は不定休となりますのでHP「休観カレンダー」のチェックをお願い致します。
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それでは最後はコレで。
【不思議な鳴き声】
最近毎朝、夜明け前の薄暗い時刻になると
不思議な鳴き声が天翔園あたりから聞こえてくるようになりました。
ヒーーーッ ヒーーーッ
ヒーーーッ ヒーーーッ
誰もいない夜の公園で揺れているブランコみたいな、
風で開いてしまった古い裏戸が一晩中ギーギーいっているみたいな、
控えめなんだけど耳につく物悲しい寂しげな音色を一定の間隔で繰り返すだけ。
これまでも時々聞こえてくるので気にはなっていたんです。
「一体何の音?」と思ってしまうこの不思議な鳴き声の正体は…?
野鳥のトラツグミでした。
なんともいえない独特な‶物悲しい鳴き声‶を不気味がり、昔より「鵺(ぬえ)」と呼ばれている鳥だそうです。