年始めの「おてら通信」で、
『今年こそ日本も海外のような脱マスク社会になって欲しいでーす』
と書いたのですが、ようやくその願いが現実となりかなりうれしいです。
さっそく私はマスクを外し、住職の夫は引き続き「ノドを保護するため」とマスクをしています。
ご参拝の方含め、マスクをするもしないも自由となった初夏の西生寺です。
(弘智法印さま立像と天然記念物「樹齢800年大銀杏」の今)
雨の後いっきに緑が濃くなり、ツツジや藤、シャクナゲが見頃を迎え華やかに境内を彩っています。
(シャクナゲ)
(シャクナゲ)
(松尾芭蕉の弟子『曽良の旅日記』より。芭蕉句碑「文月や からさけおがむ 乃づみ山」)
(美しく真っ赤に紅葉した状態で芽吹いてから徐々に葉が緑色に変化するモミジ)
(水子地蔵さまエリアの藤)
(おみくじがたくさん巻かれた客殿前のモミジとモミジの花)
(蜜を求めて忙しそうに飛び回る団子バチ)
(不動池ほとりのツツジ)
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連休も終わり、お天気が良くヒマな平日はもっぱら「境内の草取り」をしています。
この時期日中なら不快な蚊もまだいないから快適。
にぎやかなぴーちくぱーちくの野鳥の声を聞きながら、
ひと言で緑と言っても植物ごとに違うグリーンのグラデーションや咲き誇る季節の花を眺めては
無心で草をむしるのは悪くないです。
毎年今頃の時季になると境内の砂地に
モフモフした10cmほどのイネ科の草がびっしりと生えてしまうの西生寺だけですか?
(名前も知らないから私は‶モフモフ草‶と呼んでいる)
草取りにはたいてい‶飼い猫タビー(メス11歳)‶も受付寺務所から一緒についてきます。
連休明けくらいから冬毛が本格的に抜けはじめたタビー。
毎晩全身をきれいに拭いてブラッシングしてピカピカにお手入れをしているけれど
やっぱり猫自身が舐める時にからめ取る毛が胃にたまるようで
少々‶胸やけ気味‶なのか
境内で適当な葉っぱを見つけてはモグモグかじることが増えました。
良さそげな葉っぱを見つけどれどれ~~
新鮮~~♡ウマウマめっちゃ合格!イケるわ~~~
じつはこのように境内の草を食べるタビーの為に除草剤を撒くのを極力控えている西生寺の除草剤事情。
境内中がタビーの天然キャットグラスなんです。
つまりそれだけ労力を費やす‶手取り草取り‶が増えるわけで…。
そんな事情も知らずに
葉っぱも食べ終わったし快適な日陰で‶手取り草取り中の私‶をまったりと監督するタビー。
結界門から。
草むらから。(頭隠して尻隠さず)
ネコ日陰、ニンゲン強烈な日差しの下。
正午を告げるエーデルワイス♪の音楽が鳴って今日の草取りは終了。
駐車場の受付寺務所に引き上げる私に気付き、距離感を保ちながらゆっくりとついてくるタビー。
一緒に寺務所に入るかと思いきや外のほうが気持ちが良いらしく屋外でお客さん待ち。
寺務所手前の宝物堂正面入口でごろんしながら(お客さん待ち)。
受付窓口の外でそよ風にあたりまったりしながら(お客さん待ち)。
いつだって猫は気まま。
生まれ変わったら自由気ままなタビーみたいな猫になりたい!とたまに思うけど
口にする食べ物が水とペットフード(時々🐀)だけって思うとちょっとそこまで踏ん切りがつかないです。