檀家さんが一堂に会する毎年恒例の「新春年始会」が1月3日(火)に開催されました。
(昨12月の大雪で倒木してしまった梅の木の今。会場となる庫裡の出入りの邪魔にならないように
枝を細かく切ってできるだけ寄せてみました。意外と気が付かない人が多いです。)
画像のように12月の大雪の積雪もすっかり消えて
寒いですが小雪が舞うだけの穏やかな日となりそれだけでもう上出来ですねー。
総代さんや役員の皆さんにひと足先に集まっていただいて
「役員会」を開いたあとに
庫裡で「総会」が開かれました。
☆午前10時半~「総会」
☆年頭の挨拶をする住職
☆年中行事の説明をする今井檀家総代さん
総代さんからは、今年予定している年中行事の案内や抱負、
そして昨年の弘智講の時に檀家揃って初めて行った「奥の院参拝」の話などをしていただきました。
続いて配布した資料を見ながらの住職による「西生寺の幕末エピソード話」などは
檀家の皆さんの関心の高さがうかがえました。
【西生寺の幕末エピソードとは?】
今から約200年前、7代前の西生寺住職の身に起きた実話です。無実の罪を着せられて江戸の伝馬町にある牢獄に投獄されてしまいました。牢獄生活では人柄を認められて‶牢名主‶に選ばれ、新米囚人たちのお世話や囚人同士のいざこざの仲裁などなど、アレコレと囚人達を取りまとめる忙しい日々を送っていましたが、14年後、ようやく無罪放免となり西生寺の住職となりました。そんなある日「牢名主さんにはとても良くして頂きとても世話にになった」という‶感謝の手紙‶が西生寺に届いたのです。その手紙の送り主が「吉田松陰」だったというエピソードです。
**
住職の話で盛り上がった「総会」のあとは、
愛染明王さまがお祀りされている客殿へ移動して「新春祈祷会(きとうえ)」の法要を執り行いました。
☆午前11時15分~「法要」
☆愛染明王さま今年の初撮り
(なかなかブレずに撮るのが難しい愛染さま。心がブレブレだからか?)
正午前に法要も終わり、
お弁当をお持ち帰りいただいて今年の年始会も無事終了いたしました。
(最後に庫裡に貼り出した「令和5年度年忌繰り出し表」を確認してお帰りになる檀家の皆さん)
檀家の皆さま、本年も菩提寺の西生寺をよろしくお願いいたしま~す。
**
それと今年は西生寺の本派である真言宗の宗祖、
「弘法大師」御生誕1250年の年でもありまして…
(西生寺の客殿にもポスターが貼ってあります)
本山ではこんなロゴを作成して教化活動を行っております。
我々寺族は弘法大師や空海ではなくて気軽に「お大師さま」と呼んでいます。
お大師さまのご宝号は
『南無大師遍照金剛』(なむだいしへんじょうこんごう)
です。
とても御利益のあるご宝号ですので
御仏前以外でもいつでもどこでも手を合わせそっとお唱えをしてみてください。
心を整えて日々穏やかに過ごしたいものです。