即身仏となるための3000日にも及ぶ厳しい修行を終えて、
今から658年前の1363年10月2日、土中に御入定された弘智さま。
室町時代が始まった頃の即身仏で‶日本最古の即身仏‶です。
以来、弘智さまの祥月命日「10月2日」に合わせて、弘智法印即身仏さまを偲ぶ法要
「弘智講(こうちこう)」がスタイルを変えながらも毎年欠かさずに執り行われてきました。
秋晴れに恵まれた10月3日(日)に
今年の「弘智講」が開催されましたので報告いたします。
(最初の法要は「客殿」で。扉を全開にして風通しを良くして檀家の皆さまを待ちます)
(住職と受付帳場担当の西生寺役員の皆さん)
(受付を済ませて庫裡で法要開始の時を待つ檀家の皆さま)
(法要を前に挨拶をする西生寺檀家総代の今井文幸さん)
(午前10時「客殿」で御祈祷の法要が始まりました)
(読経が終わると住職の法話タイムです)
(法話の内容は本日の主役‶弘智さま‶の他に‶お地蔵さまと三十五日‶など身近なお話を)
(客殿の法要を終えて、弘智法印即身仏さまがお祀りされている「弘智堂」へ移動します)
(親鸞聖人ゆかりの国の天然記念物指定「樹齢800年大銀杏」そばの石段をぞろぞろと登って弘智堂へ)
(「弘智堂」に到着。江戸時代末期に建立されたお堂です)
(鳳凰と龍の彫刻。作者は不明だけど弘智堂の彫刻はとても見応えがあります)
(1本の板を彫りぬいた立体的な籠彫りの牡丹(左)と菊(右))
(いよいよ弘智法印即身仏さまの御開帳です)
(御御簾が上がり、鮮やかな緋の衣をまとった弘智さまの御姿が…)
(手を合わせて諸願成就を祈ります)
(内陣へ。お灯をつけて弘智さまを間近に拝み今年の「弘智講」は終了致しました)
(弘智堂天井画。睨(にら)みをきかせて即身仏をお守りしてきた「八方睨みの猫」)