今回の「おてら通信」はかれこれ30年以上もフランスで暮らす住職の姉家族ですが、
その姉のだんなさまで画家の水上貴博(みずかみたかひろ・TaKa)の個展のご案内です。
西生寺にも貴博さんの作品が何点も飾られていて
私たち家族には貴博さんの作品はすっかり日常の風景に溶け込んでいます。
(阿刀家の母屋も「TaKa(水上貴博)」のちょっとしたギャラリー)
(庫裡の大広間にも大きなTaKaの作品が)
(様々な素材が使われていて立体的なオブジェのような作品)
今回の「個展」は新潟です。
新潟市中心部の古町アーケード8番町にある老舗のギャラリー「羊画廊」で開催いたします。
昨年開催する予定が延期、延期となりましてようやく5月28日からの個展開催となりました。
冷凍庫のような厳しい寒さだった2018年冬のグループ展以来の羊画廊での個展です。
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水上貴博 (みずかみたかひろ)展
「やどり木Ⅱ」24.0cm×24.0cm
【個展会場】:新潟市中央区古町通8番町「羊画廊」
【開催期間】:5月28日(金)~6月8日(火)
【営業時間】11:00~18:00(日祝17:00まで)
【定休日】:水曜日
【☎】:025-224-1397
【羊画廊HP】:羊画廊/HITSUJI-GARO
【水上貴博特設ページ】:水上貴博 展 2020 羊画廊 (hitsuji-garo.com)
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じつは姉夫婦は今年3月に2年ぶりとなる日本帰国を果たし現在も日本にいます。
毎年必ず来日をしていたのですが新型コロナでダメになり、
フランス全土での数度のロックダウンにも耐えましたが、
「どうしても1度日本に帰りたいっ!」
と、フランス政府が自国民の海外渡航禁止令を出す中で帰国を決意、
丸一年延ばし延ばしにしていた全日空の航空券をついに発券したのでした!!
そして…
1.日本大使館や航空会社にコロコロ変わる入国関連の規制について何度も問い合わせ
2.日本入国72時間前にPCR検査をして「陰性証明書」を発行
3.入国して2度のPCR検査と検疫の「隔離施設」滞在(我々きょうだいは収容所と呼んでいた)
4.陰性で無罪放免?されたら予約したレンタカーで岐阜の自宅へ行き(公共交通機関利用禁止)
5.どこにも出かけない2週間の自宅待機をクリアして…
ようやく自由の身となるまで述べ3週間も不自由に耐えた姉夫婦なのでした~。
3月中旬「パリ発(ドイツ経由)日本行き」の全日空便の乗客はわずか39人だったそうです。
(オール日本人。機内食は2種類から選べてアルコールもOKだったとか)
そして日本到着後一番最初に空港検疫でウイルス検査のために唾液採取をするのですが、
姉はいっこうに唾が出なくて苦労していると、検疫官の方が「レモンと梅干しの写真」を
持って来てくれて「これでがんばって出してください」と励ましてくれたとのこと。
検査後の「検疫施設4日間の隔離滞在」は空港近くの「東横イン」のツインルームに滞在、
食事は朝食がセブンイレブンのサンドイッチ、昼と夜はセブンイレブンのお弁当だったそう。
(当時姉夫婦は「野菜ゼロだよ~~生野菜が食べた~~い」と叫んでいた)
どんな事態が起ころうと果敢に立ち向かい乗り越える‶パワフルな姉夫婦‶は健在でした。
海外ではそれくらい強くないと生きてはいけないというののお手本みたいなふたりです。
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以上、貴さんこと水上貴博の個展のご案内でした。
古町のギャラリーには毎日、姉か兄かどちらかがいるとのことです。
1980年に渡仏した貴博さん。
以来、フランスで絵の制作ひと筋に40年!
姉の敬子さんと二人三脚でがんばってきました。
そんなアーティスト水上貴博の最新の作品が並ぶ「個展」です。
絵画やアートに興味のある方はどうぞ「羊画廊」に足をお運びくださいませ。
「やどり木Ⅲ」24.0cm×24.0cm