まだ寒いですがお彼岸を迎え、ついにこちらも春の到来です!
弥彦山の中腹に位置する西生寺の境内に今年も雪割草が咲きはじめました~。
雪割草は「新潟県の草花」です。
雪国の人々にとっては「長く厳しい冬の終わり」と
「春の訪れ」を告げてくれる‶特別な野草‶です。
ただいま、ひと足先に出ていたフキノトウと雪割草の共演が楽しめます。
冬眠から目覚めた「おてらネコ」の🐈飼い猫タビーが
‶早春の境内‶をぐるりと案内してくれました。
それではタビーいってらっしゃい。
庫裡の玄関から出~~発~~!
こっちこっち。
お不動さまの池の周辺はフキノトウだらけ。
もしかしてどんどん大きくなっておばけみたいになるやつじゃない?
毎年必ず咲く、ひと株がしっかりと大きな雪割草のクイーンちゃん。
‶キングちゃん‶もいるらしいけどなかなか行けない秘密の場所だって言ってた。
野仏さまの一年。
春フキノトウ、夏は草陰、秋彼岸花、冬は落ち葉のじゅうたん。時々ヘビも遊びにくる。
自然界から野仏さまに春の贈り物。
冬を乗り越えた樹齢800年のおじいちゃん大銀杏の斜面にも雪割草が咲いている。
800年も生きてるってどんな感じ?
大銀杏の向かいにある弘智堂。弘智法印即身仏さまにもお参りをして…
西生寺の元祖おてらネコかもしれない
大先輩の弘智堂天井画の「八方睨みのネコ」さんにもあいさつ。
お客さんによく「似ている」って言われるんだけど、江戸時代のネコだって。
昨年秋のご本尊さま‶12年に一度の御開帳‶の時はにぎわった阿弥陀堂だけど今はとっても静か。
ハンチング帽みたいな帽子がお似合いのダンディーなお地蔵さま。
帽子作家の住職の妹さん(六箇山工房)の手作りだって。工房ネコのエンゲルちゃんもいるよ。
水子地蔵さまエリアを阿弥陀さまエリアから見下ろしてみる。けっこうな高さだな~
お地蔵さまに成りすましたりして。
わかる?
ほんとにどこもかしこもフキノトウだらけ。
近くで今「ぜんぶ松茸ならスゴかったのに」って聞き覚えのある女の人の声がした気がしたけど。
今しか見られない、客殿屋根の下の‶雪の残骸‶ボーン(骨)ちゃん。
大きなくじらの骨に似ているからボーンなんだって。
こんど宝物堂に「くじら御霊験骨」でも見に行ってみようかな。
そろそろ帰らないと。
木登りにちょうどいいお気に入りの客殿前の梅はようやくつぼみがふっくらとしてきたところ。
ぐるりと一周まわって客殿に戻ってきたから今日は お・し・ま・い。
おまけ。住職手作りのフキ味噌。美味しすぎてご飯が止まらないんだって。