気温25度、青空が広がる爽やかな夏日となった5月19日(日)、
当山西生寺にて檀家の皆さまも参列されて
先代住職と先代寺庭の『第七回忌法要』が執り行われました。
お忙しい中ご参列いただいた檀家の皆さま、
事前に御仏前を届けてくださった檀家の皆さま、本当に有難うございました。
住職にとっては肉親、私には義父母にあたり、いわゆる長老のお父さんと園子ママです。
一周忌、三回忌法要などの年忌法要が新型コロナ感染禍だったので
檀家さんも親族も組寺のお寺さまも呼ぶことが叶わず家族うちでひっそりと執り終えたため、
今回の七回忌法要では初めて檀家さんや親族・組寺のお寺さまをお呼びしての大々的な法要となり、
施主の住職も「これでやっと願いが叶った」と安堵しております。
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ということで当日の法事の様子をお伝えいたします。
と、その前に、
せっかくですのでこの機会に年忌法要、いわゆる「法事の意味」について書いてみたいです。
さっそく中堅の寺庭婦人としてはちょっと間抜けにも聞こえる素朴な質問を住職の夫にぶつけてみました。
私:「そもそもなんで法事をやるのかな?法事の意味って何?」
案の定、あやうく叱られそうになりつつも「おてら通信用」と気付いてくれてズバリなひと言!
住職:「法事とは供養であり、亡くなった人に真心を伝える事だよ」
供養の法要をして亡くなった人に真心を伝えるのが法事。
「いつもありがとうございます」
「おかげさまでこうして皆元気にやってます」
‶いっときの亡き人との対話の時間‶が法事なのだそうです。
と同時に、
「自分の命の原点に立ち返って自分自身の足元も見つめ返すことができるのが法事」なのだそうです。
な~~~るほど~~~
ということで「法事の意味」が分かったところでこの度の七回忌法要の様子を順にお伝えいたします。
【当日のスケジュール】
9:30~ 受付(庫裡)
10:00~読経(客殿)
12:00~御斎「ホテル飛鳥」
●受付
檀家の皆さまの控えの間です。
●法要
会場はいつもの客殿です。
御導師さまは南泉院さまの御住職様です。
識衆の僧侶の皆さま。
光明真言に合わせての霊供作法。(霊供膳は長老さまとお母さんとで2つ私が手作りしました)
施主(住職)の挨拶。
●お斎
西生寺檀家総代さまよりのご挨拶。
御導師の南泉院さまよりの発声(頂きます)。
にぎやかにお食事を楽しむ親族の皆さん。
この日のためにフランスの姉夫婦や群馬の妹夫婦も駆け付けて本当に久しぶりにきょうだい6人全員が集合しました。
(↑の写真手前左が姉の敬子さん、右が妹の弘美さん)
こんな機会でもないと一同が揃うこともないので、長老さまもお母さんもきっと喜んでくれた事と思います。
また参列した親族には叔父叔母さまの他にも子供の時から仲良く遊んだいとこ達もいて、
とっても賑やかなお斎となりました。
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ということで最後に、お開きの午後2時すぎに撮った
ホテル飛鳥のお斎会場となった大広間より、地元野積地区を見渡す壮観な眺めを。
連休に田植えを済ませた水田と西生寺のある弥彦山です。(中腹下方にちらりとおてらの建物が見えています)
このようにお蔭様で滞りなく先代住職と先代寺庭の『第七回忌法要』を終えることができました。
組寺の各僧侶の皆さまの厳かな読経の声がぴたっとひとつに共鳴したお経も本当に素晴らしく心に染み渡りました。
檀家の皆さま、組寺の皆さま、親族の皆さま、姉夫婦、妹夫婦、全ての方々に感謝いたします。
本当に有難うございました。