西生寺では今年も7月15日(土)、
毎年恒例の「大般若祈祷会」および「水子合同供養祭(施餓鬼法要)」が勤修されました。
今年も会場の客殿いっぱいに大勢の方のご参拝を頂きまして誠にありがとうございました。
そして事前にお申込みをいただきました方におかれましては、ご要望の御祈願や御供養の内容で
当日の法要でひとりひとりの名前と共に読み上げ祈願供養をさせていただきました。
全ての皆さまに 篤く御礼申し上げます。
(大般若会の日だけに本尊として飾られる「大般若守護十六善神」さま)
ということで今年も始まりました大般若会、さっそく当日の法要の様子をご報告いたします。
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※当日のスケジュールはこちら
【日時】:7月15日(金)
【会場】:西生寺客殿
【時間】:午後1時半~会場受付(庫裡)
午後2時「大般若祈祷会」
午後2時半すぎ「水子合同供養祭(施餓鬼法要)」
午後3時半終了
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何せ梅雨末期でございますのでネットのアメダスとにらめっこ。大雨を覚悟していた当日でしたが、
雨が降りそうで降らない
曇っているから猛暑でもない
扉全開の会場には時折り風がそよそよ吹き抜けていく…
予想に反してなかなかいい感じの日和となりこれはもう仏さまのご加護を感じずにはいられませんでした。
(曇天の空模様の下、法要の会場となった「客殿」)
(会場の様子。中央奥に施餓鬼壇、そして大般若経600巻を納めた桐箱を配置)
(報われぬ餓鬼たちが集まるという「施餓鬼壇」。三界とは現在過去未来のこと)
(庫裡の受付。玄関外の右側にはお出迎えのカエル?)
(庫裡の玄関に住んでかれこれ33年けろっ)
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◎午後1時すぎ「会場&受付開始」
(お揃いの袈裟をかけて帳場を担当してくださるのは当山の檀家の皆さまです)
午後1時を過ぎたとたん、一般の方や檀家さんなどの参拝の方が続々と来られました。
小さいお子さん連れの若い方からご年配の方まで、
幅広い年代の方にお参りをいただけるのがこの「7月15日大般若会」の特徴であり
私が密かに「良いなあ♡」と思うところであります。
◎午後2時~「大般若祈祷会」
「祈祷会」の名の通り、家内安全・身体健全・諸願成就などなど‶願いを叶える御祈祷の法要‶ですが、
この7月15日に開催される祈祷会は、
大勢の僧侶の方々によるご利益のある「大般若経600巻の転読」が迫力満点の1年に1度の特別な法要です。
(転読の様子)
(転読の様子)
この大般若経の経本を上から下にバサバサと転読する時の梵風には御利益があるとされ、
参加者の皆さんが順番に転読が済んだ経本で体をポンポンしたりさすってもらったりして無病息災を祈りました。
あらかたの転読が終わると申し込まれた方の願い事と氏名を住職が次々と読み上げていきました。
(大般若守護十六善神の掛け軸の前で名前を読み上げていく住職)
◎午後2時45分~「水子合同供養祭」並びに「施餓鬼法要」
水子の御精霊、先祖の御精霊など当山にご縁のあるすべての御精霊さまに功徳を授ける(=供養する)法要です。
こちらでも住職が30分以上かけてお申込みをされた方の供養の内容と氏名が書かれた塔婆を
1枚1枚丁寧に読み上げていきました。
最後は軽快なリズムの太鼓が響き渡る中をお坊さんたちがぐるぐると回って読経をしました。
◎午後3時45分、すべての法要が終了
(大般若会の時に配られるおふだ)
法要が終了した後には、
お参りに来られた方全員に今日の法要で御祈祷をしたばかりの「大般若のお札」をお配りして、
今年の「大般若祈祷会&水子合同供養祭」は無事に終了いたしました。
ということで
受付帳場の皆さま、寺院方の皆さま、お参りを頂いた檀家さんや一般参拝の皆さま大変お疲れさまでした。
そして本当にありがとうございました。
最後に、
1年に1度、大勢が集まり自分たちのための供養祭が行われるこの日は
水子の御精霊さまたちにとっても特別な1日。
朝はひっそりとしていた「水子地蔵さまエリア」も夕方の行事が終わる頃になると
たくさんのお灯や色鮮やかなお花、おもちゃなどのお供え物が上がりみんなとっても満足そうでした。