萌ゆる若葉の緑が目に眩しい待ちに待った新緑の季節到来です。
生命力あふれる動植物に癒しとパワーをもらって、
多少は忙しくなるであろう今年のGWを乗り切りたいと思います。
(西生寺は‶永遠の穴場スポット‶ですからGWといえども激しく混むことはないと思われます)
今回ご紹介する‶越後花ろうそく‶を作っている「小池ろうそく店」さんとは
かれこれ30年近くという長いお付き合いをさせて頂いています。
ろうそく以外にもお守りや小池社長さんが考えた御利益系のオリジナル商品も多数あり
当山大人気のお守りで弘智法印即身仏さまが着ていた御衣を入れた「御衣守り」も
小池ろうそく店でひとつひとつ‶完全手作り‶で制作してもらっています。
それではさっそく明治26年創業の老舗、
新潟市にある「小池ろうそく店」の‶越後花ろうそく‶をご紹介いたします。
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受付寺務所前にある「宝物堂」を入ってすぐ右側に『越後花ろうそく見本展示コーナー』があり、
そこでロウソクやお線香などを見ることが出来ます。
(気に入ったのがあれば向かいの「受付寺務所」の私に声をかけてくださ~い。)
「花ろうそく」は雪国新潟の長く厳しい冬の花のない時期に
「お花をお供えする代わりに花の描かれたロウソクをお供えすればご先祖さまも喜ぶこて」
という思いで考案されたそうです。
現代ではお彼岸・お盆・ご命日などの特別な日に灯してもらいたいろうそくです。
いくつか種類がありますが、
まずは職人さんが1本1本、和ロウソクに手描きをした定番の「手描き花ろうそく」を。
一番小さなサイズの『🌸豆花ろうそく』。
上の「豆ろうそく」よりサイズが大きい『🌸ちび絵ろうそく』。
箱に入っているのでお土産やギフトにいいです。
次に小池ろうそくさんと言えば…
そう『🌸ありがとうシリーズ』ですよねー。
小池社長さんからのメッセージ、
「日本一美しい言葉‶ありがとう‶を込めて感謝の心を伝えましょう」
で、小さな小さな『🌸ありがとう花ろうそく』。
CDケースに入ったバージョンの「ありがとう花ろうそく」もあります(900円)。
そしてこちらもCDケースに入った『🌸ありがとう線香』。
あら不思議、板状のお線香に火をつけると「ありがとう」の文字が浮かびます。
文字が出るシリーズでもうひとつの人気商品がこちらの『🌸経文香』。
こちらは火をつけると『先祖代々供養』の経文が現われます。
このお線香もご命日などの特別な日やお墓参りの時にぜひ使っていただきたいです。
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私のオススメは先ほど紹介しましたがこちら。
お得感が感じられてしかも可愛い『🌸手描き豆花そうそく』(600円)です。
花の種類が全部違う小さな手描き和ろうそく(約5cm)が5本も入ってコスパ良いかも。
他にももう少し種類がありますのでどうぞご自由に宝物堂でご覧ください。
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西生寺で取り扱っている「小池ろうそく店の花ろうそくの紹介」は以上ですが、
最後にフレンドリーでとってもユニークな小池社長さんについて書かせてください。
この方、私は勝手に「七色の肩書を持つ男」と呼んでいます。
とにかく趣味が多彩!!しかもその趣味に共通性がなくつまりは幅広すぎ。
小池さんの多彩な趣味ぶりをざざっと紹介しましょう。
★肩書その1:「コスプレバイク」で県内をパトロール&イベント参加
(左が小池さん。右はいつも小池さんが「師匠」とお呼びしている方)
時々、バイク仲間の方と一緒に西生寺に立ち寄ってくれます。
(ライダーの有名な休憩場所、出雲崎の道の駅「天領の里」によく行くらしい)
この姿で欠品したロウソクを届けてくれることもあります。
(バイクの爆音で眠りを妨げられ警戒心むき出しで怪しい連中を睨みつけるタビー)
「直江兼続バージョン」もあり「愛」の前立て兜と甲冑と陣羽織を身に着けてカッコいいです。
すべて小池さんの手作り。手先が器用で創意工夫が得意なのでほぼなんでも自作できるそうです。
(手作りの陣羽織と甲冑に興味津々の参拝のお客さまに優しくレクチャーをする小池さん)
★肩書その2:「縄文火焔土器&土偶」が大好き♡
日本で唯一、新潟県中越地域で出土している縄文時代の火焔型土器が好き過ぎて、
縄文ファンが満足する「クオリティの高い素焼きの火焔型土器や土偶のレプリカ」を作ろうと思い立ち、
縄文当時のスタイルの炭火釜で焼いてくれる陶芸家を求めて県内の窯元を訪ねて回ること数カ月、
ようやくひとりの陶芸家が賛同してくれてめでたく製品化に成功。
(小池社長さんの粘り強さと情熱で製品化に成功した本格的すぎる火焔型土器のレプリカとご本人)
小池さんが作ったレプリカの土器や土偶は、国宝の火焔型土器が出土された
新潟県十日町市の「十日町博物館TOPPAKU」のミュージアムショップでも販売されているそうです。
(時空を超えて…。当時の作り方を再現した火焔型土器と西生寺宝物堂のコラボ)
そして土器を焼ける喜びで
みみずく土偶、遮光器土偶など大小様々な種類の土偶や土器を焼きまくり、もの凄いラインナップになった結果…
★肩書その3:自宅敷地内に縄文ギャラリー「JOMON」を開設させて館長に。
上の火焔型土器はミニろうそくやお香を立てて灯すことができる「ロウソク立て」タイプ。
さすがアイデアマンの小池さん、本業のロウソク屋さん業も忘れていないです。
(ちなみに私はコレ買いました。手のひらサイズなのに細部まで凝った作り)
残り4つの肩書もスゴイです!
★肩書その4:FMにいつ「ラジオパーソナリティー」
※「新潟の社長ラジオ自分流!」という番組。住職も出演しませんか?と誘われ夫は思いっきり断っていた。
★肩書その5:ジャズバンドの「トランぺッター」
※この趣味が一番古いかも。新潟市内のライブハウスの他、全国各地で飛び入り演奏中。
★肩書その6:独学で「ドローン操縦」を身につける。
※コロナ禍で在宅が増えてドローンにハマる。当山の永代供養墓「天翔園」の空撮動画も小池さんです。
(永代供養墓「天翔園」のページでご覧いただけます)
★肩書その7:昨年「ナイスミドルコンテスト2022」出場。
※ダイエット・歯ホワイトニングなど自分磨きに努め地方予選を突破、幕張メッセでの「全国大会出場」を果たす。
以上7つ。小池さんにはただただ感服、
あくなきチャレンジ精神、心に垣根は作らない、年齢なんて関係ない、興味湧いたら即やってみる、
「たった1度の人生だもの、楽しまないと損損~」
を自然体で楽しんでいる小池さんにお会いするたびに刺激と感動をいただいております。
ということで、ホントにホントの「おてら通信」以上、終わりです。