連休明けののどかな五月晴れの日に
「久しぶりに展望台から青い空と日本海を眺めたいなあ」
と思って誰もいない展望台から海を眺めたら遠くに佐渡ヶ島がくっきりと浮かんで見えました。
(佐渡までの距離は50キロちょっと。新潟港から佐渡の両津港までジェットホイルやフェリーが運航されている)
最長10日間の今年の大型連休も終わり静かな平日を満喫しています。
行動制限のない3年ぶりのGWということで全国各地、
観光や行楽を楽しむ人々で賑わいを取り戻したようですね。
西生寺も五月晴れとなった後半5月3日からは多くの参拝者の方が訪れました。
新型コロナが感染拡大して以降、
すっかり忘れかけていた「忙しさ」や「賑わう境内」が復活してやけに新鮮でした。
連休中、賑わう境内をさらに賑わせていたのがこの時期限定の「ぶら下がっている青虫」。
特に都会からきた子供たちは大騒ぎ!
目の前に突然ぶら下がってきたり運が悪いと体にくっついてしまったりすると…
楳図かずお漫画に登場する少女のような「ぎゃーーーー」というこの世の終わりのような叫び声をあげていました。
(くねくねと身をよじらせながら急に目の前に現れる。上下移動も自由自在なアクティブさ)
そして境内上空を見上げると…
弥彦山頂上付近から飛び立ったハングライダーを楽しむ皆さんが。
(日本海に向かって降下していくハングライダーから見えている景色は絶景でしょうね)
フライトを終えて降り立つ場所は、地元野積にある野積海水浴場の砂浜です。
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連休中はお寺に缶詰でどこにも出かけなかった我々ですが、
寺務所を閉めた後に境内の竹林のタケノコを掘りまくって「旬のタケノコ料理」を堪能しました。
収獲1回目。
収獲2回目。
今年の筍は県内の産地でも「表年(豊作)」の声が多いですが西生寺のタケノコも然り!
掘っても掘っても生えてきて
「もうさすがに食べられないよ~ギブアップ!」
とそのまま放っておくとこうなりました。
自給自足の西生寺タケノコ。
定番の土佐煮、若竹煮、タケノコご飯、タケノコ汁、タケノコ中華炒め…
思いつく限りのタケノコ料理を作りました。
そんな中で住職が初めて挑戦したタケノコ料理がピカイチの旨さでした。
それがコレ「本格メンマ」です。
だけどコレ、口に入るまでが大変な道のり!
1,タケノコをカットして塩漬けにして丸3日熟成
2,2日間の塩出し
3,ザルに乗せて乾燥室でカラカラになるまで3日干し続け
4,カラカラに干したのを水で戻し
5,何度も水を替えながら沸騰させ元のサイズまで戻す
6,ようやく味をつけて調理して完成。
掘ったのが連休初日の「昭和の日」、本格メンマとして食べられたのが連休最終日でした。
手間ヒマかかり過ぎです。
だけど本当に美味しくて住職の夫に「また作って♡」と言ったところ…
「面倒くさいから二度と作らない」
と言われてしまいました。
以上、西生寺「ゴールデンウイーク2022の報告」でした。