雨に濡れてしっとりと潤いを増した竹林の新緑が鮮やかな西生寺です。
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昨年よりも18日も早いという「梅雨明け宣言」が新潟県に出た翌日の7月15日、
当山の客殿にて毎年恒例の「大般若祈祷会」および「水子合同供養祭」
の法要を、参加者なしの〝無参拝スタイル〝で厳修いたしました。
事前に多くの方より御祈祷やご供養のお申込みをいただきまして本当に有難うございました。
心より御礼を申し上げます。
(大般若の法要の時だけ御本尊さまとして飾られる「般若十六善神」の掛け軸)
(玄奘三蔵を中心に大般若経を守護する四天王と十二神将の16人の護法善人が両側に描かれています)
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午後2時より始まった法要は、大般若経の「転読会」の御祈祷のあと、
ご先祖さまや水子さまのご供養(お施餓鬼)と続き、
「お申込みをいただいた全ての方のお名前とお申込みの内容」を、
住職がひとりひとり丁寧に読み上げて、水子のご供養ならびに諸願成就をご祈念いたしました。
読み上げた後もいろいろとお経は続き、法要がすべて終了したのが午後3時40分でした。
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本来なら「7月15日の大般若・水子合同供養祭」といえば、赤ちゃんからお年寄りまで
幅広い年代の大勢のお参りがあり、一年でいちばん西生寺が活気づく賑やかな法要です。
昨年に引き続き2度目となった「無参拝スタイルの法要」は、
参拝者代表の私ひとりがぽつんと座る客殿で厳かに行われました。
こんな静かな大般若の1日なんて…
まさか今年もこのように「無参拝での開催」になるとは昨年の段階では思いもしませんでした。
「来年こそはきっときっと通常開催ができるはず」
と、今の段階では信じて疑わないし(昨年もそう思っていた)、
1年後は通常開催ができるような世の中になっている事を願ってやみません。
以上7月15日に開催されました「大般若祈祷会」および「水子合同供養祭」の報告と御礼でした。
(気温30度越えの真夏日の中のありがたい法要。皆さま大変お疲れさまでした。)